僕の独自の理論だが、芸術作品においては自分の力を四分の三ほどの
力くらいで、完成させるくらいがちょうどいいものが出来上がる
と思っている。
それはまさに適当な加減であり、力を入れすぎないというものだ。
全力量を用い精魂を傾けて仕上げたものは、なんとも重苦しい印象があり、
緊張を強いるものだからだ。それは一種の不快さと濁った興奮を与える
ことをまぬかれない。しかも、それにたずさわった人間の臭みというもの
がどこかついてまわる。
しかし、四分の三程度の力で仕上げたものは、どこか大らかな余裕と
いったものを感じさせる、ゆったりとした作品になる。それは、一種の
安心と健やかさを与える快適な印象を与える作品だ。つまり、多くの
人に受け入れられやすいものが出来上がる。
写真と本文は直接的には関係はありませんが、特に写真を加工修正させた訳
でもありません。僕のテクニックでたまたま撮れたに過ぎませんが…。
・撮影地:上海の黄浦区
・使用機材:NIKON D810
・使用レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
・絞り値:f1.8
・露出時間:1/50
・ISO速度:ISO-2000
・露出補正:+0.7ステップ
・焦点距離:50ミリ
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